急性脳炎は、はしか、風疹、水ぼうそうなどの感染症にかかった後に、
起こることの多い病気です。
脳に炎症やむくみが起き、頭蓋内の圧が上昇します。
早めの治療でしだいに回復しますが、
知能障害や運動機能障害を残すこともある乳幼児と子供がかかりやすい病気です。
症状:かぜ症状、発熱、けいれん、意識障害、頭痛、嘔吐、
ウトウト眠ってばかりいる、わけのわからない言動がある、反応がない
対処法:急性脳炎は感染症にかかった後に、起こることの多い病気です。
ウイルス性も細菌性も、早期発見・早期治療が大切です。
乳幼児や子供が 発熱、意識障害(トロトロ眠りがち)、けいれん、頭痛、嘔吐などが
見られたら、救急車を呼んですぐに病院へ行ってください。
▲このページの先頭へ↑
髄膜炎は脳や脊髄をおおっている髄膜に
ウイルスや細菌が感染して炎症を起こしている状態で乳幼児や子供もなる病気です。
かぜ、おたふくかぜ、はしか、風疹などの合併症として、
体の抵抗力が落ちたときに起こりやすいです。
ウイルス性髄膜炎も細菌性髄膜炎も、早期発見・早期治療が大切となってきます。
特に6カ月未満の乳幼児では症状がなく診断がつきにくい傾向にあります。
症状:高熱、嘔吐、激しい頭痛、ひきつけ、意識障害
対処法:ウイルス性の髄膜炎は症状も軽くすみますが、細菌性の髄膜炎の場合、
高熱が出てから3日以内(できるだけ早く)治療を開始しないと命にかかわります。
それほど多い病気ではありませんが、
大変進行が早く特に月齢の低い乳幼児は症状を見つけにくいので注意が必要です。
生後3カ月未満の乳幼児は、目がとろんとしたり、不機嫌になり、
ミルクを飲む量が減り、ビクビクとからだを動かすけいれんや、嘔吐がみられます。
高熱はなかったり、逆に低体温になることもあります。
生後4〜6カ月では、高熱、嘔吐があり、注意深く観察すると、
おむつを交換するときなどに下肢を伸ばすといやがって泣くことがあります。
嘔吐は伴わないことも多く、
頭のてっぺんの骨のないやわらかい部分の大泉門が膨隆します。
1歳半以後は、髄膜炎の症状としての頭痛、嘔吐、高熱がはっきり出ます。
不機嫌になり、ウトウトしたり、けいれんを起こすこともあります。
髄膜炎は早期発見と早期治療が大切です。
高熱が続いたり、嘔吐、機嫌が悪くてぐずりっぱなしなどの症状が見られたら、
すぐ小児科を受診しましょう。
▲このページの先頭へ↑
てんかんは脳の神経細胞の伝達システムに
一時的な機能異常が発生して、けいれん(ひきつけ)などの発作が起こります。
発作時には意識障害がみられるのが普通ですが、
「一瞬だけ意識を失う」
「急にボーッとする」
「急に変な行動を始める」など
動作の異常、けいれんなどだけの場合もあります。
こうした異常な症状が
長期間にわたって何度もくり返し現れるのが、この病気の特徴です。
発症は5歳ごろと思春期がピーク。
5歳くらいの子供の場合、疲れるまで遊んだときや、
発熱によるストレスがあるときなどに、発作が出やすくなります。
思春期ではホルモンの影響や、生活リズムの乱れなどが関係しています。
症状:けいれん、ひきつけ、意識障害、動作の異常
対処法:受診する場合は、
どんな状況でてんかんの発作を起こしたかを伝えることが必要です。
診断には脳波検査を行いますが、
脳波がしっかり調べられるのは5〜6歳くらいからです。
乳幼児期には、はっきりとてんかん波が出ないことがあります。
てんかんは薬を飲まなくても、自然に治るケースもありますが、
症状に合った薬を服用すれば、発作を防いだり、進行を止めることができます。
発作がくり返されると脳の障害も進んでくるので、
てんかんであることがはっきりすれば、薬を服用して発作を防ぎます。
薬は長い期間にわたり服用することになります。
経過によっては、薬をやめられる場合もあります。
また勝手に薬を止めると重い発作を招くことがあり、外傷などの危険もあるので、
本人も家族も十分に注意し医師の指示を守りましょう。
また、ごくまれに、生後4〜7カ月の乳幼児が起こす
「点頭てんかん」というてんかんがあります。
カクンカクンと何度もうなずくような発作を数秒ですが、1日に何度も起こすのが特徴。
こうした症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。
▲このページの先頭へ↑
熱性けいれんは急に高熱をだしたときに起こす全身のけいれんで、
生後6カ月〜6歳の乳幼児や子供がなりやすい病気です。
熱性けいれんは全身がガタガタふるえてけいれんを起こし、意識を失います。
熱性けいれんを初めて起こす年齢は、2〜4歳ごろがピークで、3歳ごろまでです。
6歳過ぎには発熱してもほとんどみられなくなり、
熱性けいれんが7歳過ぎに起こることはまずありません。
乳幼児や子供は、大人の10倍以上もの頻度でけいれんを起こしやすいといわれます。
それは、脳の細胞が未発達で、
わずかな刺激にも脳の細胞が興奮してけいれん性の電波を発することや、
それを抑制するはたらきも未発達なために、
脳の興奮がそのままけいれんとなって現れるためと考えられています。
症状:高熱時のけいれん
対処法:熱性けいれんを起こしたときは、急に目をつり上げたり、
白目をむいて手足をつっぱったり、全身をそり返らせてガクガクさせたりしますが
落ち着いてよく観察してください。
大声で呼びかけたり、体をゆすったりするのは禁物です。
静かに横たえ、手足の様子がよく観察できるように、布団はかけないでおきましょう。
あわててゆすったりすると、
けいれん後の睡眠がとれず、もう一度発作が起きたりします。
また、窒息などの危険がありますので割りばしやタオルを口につめる必要はありません。
左右対称のけいれんで、数分でおさまり、
けいれん後に寝てしまい、その後いつもと変わらない状態になれば、
まず「熱性けいれん」と思って間違いありません。
熱性けいれんは、心配のないものがほとんどですが、念のため受診してください。
「けいれんが10分以上続く」
「けいれんが左右対称でない」
「1日に2回以上起こした」
「6歳以上で起こした」
「熱がないのに起こした」
「けいれん後、睡眠から目覚めた後、マヒが残っている」
などの場合は、熱性けいれんではありません。
すぐに病院へ向かってください。
また、今までにけいれんを起こしたことがない子供が、
5〜6歳になって初めて高熱に伴ってけいれんを起こしたような場合や、
7歳を過ぎても起こる場合、
生後6カ月以前に高熱とともにけいれんを起こす場合には
熱性けいれん以外の病気が疑われるので、詳しく診てもらう必要があります。
▲このページの先頭へ↑
憤怒けいれんは、ひどく泣いているときに突然息が止まってひきつけを起こします。
憤怒けいれんは、急に驚いたり、かんしゃくを起こしたり、痛がったりなど
さまざまな理由により、けいれんを起こしたりしてぐったりし、意識を失ったりするもので
生後3ヶ月から4歳ぐらいの乳幼児と子供によく起こる症状です。
憤怒けいれんを起こすと突然呼吸を止まって顔色や唇が紫色(チアノーゼ)になったり、
身体を弓なりにして手足をつっぱらせ、
ガクガクと震えて意識を失ったりすることもあります。
発作の時間は1〜2分程度で、自然におさまります。
症状:大泣きしたときにけいれんを起こして呼吸停止し、
手足をつっぱらせ、ガクガクと震える
対処法:憤怒けいれんは泣くたびに起こることもありますが、
てんかんとは根本的に異なり、
けいれん発作を起こす原因となる刺激があります。
大泣きしたことや驚いたことが刺激となって
一時的にけいれんを起こしただけなので、
後遺症もなく自然に治るので心配はいりません。
憤怒けいれんは子供が成長するにつれて見られなくなりますが、
短期間に何度も繰り返すようなときは
他の病気の心配もありますので一度に医師に診てもらいましょう。
憤怒けいれんを起こしたら、
衣服をゆるめ、顔を横に向け、発作のようすを観察します。
発作を起こしそうなときは、
何かで気を紛らわせるようにしたり激しく泣いたときは
優しく抱っこし背中をさすってあげたりして、
あまり神経質にならずに普段どおりに接しましょう。
▲このページの先頭へ↑
スポンサードリンク
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
子育てハッピーアドバイス 小児科の巻
知っててよかった小児科の巻 病気の疑問から食事トイレの悩みまで疑問に答えます。 |
赤ちゃんと子どもの病気とホームケア0〜6才
大判で写真が多く先輩ママの病気体験談がためになる最新子どもの病気事典。
|
赤ちゃん・子ども病気百科最新版
症状、治療、ホームケアのコツが写真とイラストでわかりやすい!小児医療の最新情報。 |
すぐに引ける子どもの病気がわかる事典
原因・治療法がわかる。病院へ行くべきか、自宅で治すべきか、とっさの判断がこの1冊で。 |
最新0〜6歳赤ちゃんと子どもの病気事典
ママを応援する安心子育てシリーズ。ケース別気がかりQ&Aも充実しています。 |