炎症性斜頸は環軸椎回旋位固定ともよばれ、
首が斜めの方向を向いたままの状態で、動かせなくなります。
外傷時やかぜでリンパ腺がはれたときになります。
4〜6歳の子供に多い病気です。
症状:ある日突然首が斜めの方向を向いたままの状態で、動かせなくなる。
無理に動かそうとしても痛い。
対処法:無理に動かそうとしないで数日間、安静にすることが大切です。
ほとんどの場合数日で治ります。
それでも治らない場合は入院して首の牽引などをおこなって治療します。
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外反扁平足(外反足、扁平足)は、つちふまずが見えず、
足の内側だけで体重を支え、外側の部分が浮いてしまう子供の病気。
立たせると足首が外側にねじれ、小指側が持ち上がっているようになります。
このような変形は、歩き始めた子供に時々みられる病気です。
対処法:ほとんどは3歳ごろまでに自然に治ります。
つま先立ちしたときに子供の足を後ろから見て、
つちふまずの部分がへこんで見えるようであれば心配いりません。
裸足で歩かせたり、よく運動させると自然に治ります。
症状が強い場合は簡単な装具(足底板)をつけて矯正します。
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筋性斜頸は首の筋にしこりができて、
いつも首が左右どちらか片側を向いている状態になる乳幼児がなりやすい病気です。
生後4〜5日からできはじめて2〜3週間で大人の親指の先くらいになります。
はっきりとした原因はわかっていない病気です。
症状:首が片側に傾いたままになる
対処法:首の筋にしこりは生後1カ月をすぎるころからだんだん小さくなっていきます。
自然に治ることが多いので、1才までは心配せず様子を見守ってください。
斜頸の乳幼児は、斜頸がある側に顔を向けようとしないため、
片側だけを向いてしまいます。
そのため頭の形がいびつになることがあります。
いびつ自体は健康に害はありませんが、ひどくならないように、
頭だけでなく背中全体に、巻いたバスタオルなどを当て、
向く方向を変えてあげるといいでしょう。
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乳幼児や子供がよく骨折を起こすのは、肘周辺です。
また、骨が盛んに成長しているときには骨腫瘍もみられることがあります。
骨折していると強い痛みがあり、患部が変形したり、腫れたりします。
内出血すると、紫色にはれあがる乳幼児や子供が起こしやすいケガです。
患部が動かせなければ、骨折している可能性があります。
患部を動かさないようにして、病院へ向かってください。
症状:強い痛み、患部の変形、腫れ
対処法:骨折の応急手当をしたら、とにかく患部を動かさないよう注意して、
病院に運ぶことが大切です。
適切な治療をすれば、意外に早く治るのが乳幼児と子供の骨折。
あわてないで医師の指示に従いましょう。
乳幼児と子供の骨は成長が早く、大人より短期間に回復します。
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脊柱側湾症は背骨が横に曲がっている状態で
背骨が左右にゆがんだ状態になる病気です。
まっすぐに立っているつもりでも、片方の肩だけが下がっていたり、
肩甲骨の高さが左右でずれていたりして、背骨のゆがみが見つかります。
側湾を起こす病気はたくさんありますが、
もっとも多いのは10歳以後の思春期の子供にみられる病気で
原因がはっきりわからない特発性側湾症です。
症状:背骨の左右のゆがみ、
対処法:背骨の曲がりは成長期には進行する可能性が高いのですが、
骨格が大人のものになってしまえば進行は止まります。
その時期は男子ではだいたい15歳、女子では生理が始まってから1〜2年後です。
この時期以後には程度のひどい側湾症を除けば進行する恐れはありません。
側湾症は程度が軽いうちは多少見た目が悪いくらいのことですが、
ひどくなると胸郭が変形するために肺や心臓に影響が出てきます。
治療は矯正装具をつけて、側湾症の体操をしながら少しずつ治していきます。
矯正のためのコルセットは成長終了期の17〜18歳まで
何年にもわたってつけなければならず、
からだの動きも制限されるので嫌がる子供も多いため
医者とよく相談しながらおこなってください。
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先天性股関節脱臼は股関節がずれたり、はずれたりする病気で
女の子の赤ちゃんや乳幼児に多い病気です。
赤ちゃんは関節がゆるいので、股関節も脱臼しやすいのです。
カエルのように曲げている赤ちゃんの足を、
無理にまっすぐにすると脱臼してしまいます。
圧倒的に女の子に多く、男の子の約10倍の頻度で起こります。
先天性と名前がついていますが9割が後天的なものです。
多くは赤ちゃんの生後3〜4カ月健診のときに見つかります。
赤ちゃんは股関節がはずれて脱臼が起きても、
痛みもなく、泣いて訴えるということがありません。
また赤ちゃんが歩き始めてからは、
足をひきずって歩いていないかなどを注意してみてください。
症状:股の開きが悪い
ひざを曲げて股を広げるとポキポキという音がする
両足をそろえると左右の太ももやおしりのしわの数が違う
左右の足の長さが違うなど
対処法:股関節脱臼と診断されても、治療をすればほとんどはきちんと治る病気です。
股関節脱臼かどうかは、整形外科でレントゲン写真を撮って調べます。
はずれている場合は、革バンドを使って
3〜4カ月ほど肩から足をつるして整復するとほとんどが治ります。
バンドでよくならない場合は、入院してけん引します。
股関節をずれさせないために、
赤ちゃんにとっていちばん無理のない、自然な姿勢を心がけてください。
本来カエルのように曲がっている足を、無理に真っすぐにさせようとしたり、
この姿勢を妨げるような形のおむつや衣類をつけると、
股関節の発達がうまくいかず脱臼してしまいます。
おむつは股おむつとし、下肢の動きを制限しないゆったりした衣類で生活させましょう。
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肘内障は急に手を引っ張ったときに、肘の細い靭帯がずれる状態で、
腕がだらっとして、肘が抜けたようになる乳幼児や子供に多い病気です。
肘内障は脱臼とは違い肘の関節の細い輪状の靭帯がずれた状態で、
骨と骨とを輪のようにつないでいる靭帯が未発達なために起こります。
靭帯が十分に発達する7歳以降にはほとんど見られなくなります。
肘内障になると、子供は痛がって泣き、腕をダラリと下げ、
肘を曲げることができなかったり、手のひらを後ろに向けた状態でじっとしています。
この病気は何回かくり返す子供もいますが、大きくなると起こさなくなっていきます。
症状:手を急に引っ張ったあと腕がだらっとして、肘が抜けたようになり痛くて泣く
対処法:肘内障になってしまったら、なるべく早く整形外科に行って治してもらいます。
また、肘内障は一度なってしまうと、
くせになりやすいので、急に手を強く引っ張ったりしないように注意しましょう。
自分で肘内障を治す場合の治し方は、
子供の手のひらを上に向ける状態にして腕を伸ばしたまま、
片方の手で肘を、もう一方の手で手首を持ち、引っぱりながら肘をゆっくりと曲げます。
すると肘関節の外側にコリッとした感じとともに元に戻るでしょう。
子供はちょっと泣きますが、すぐに腕を上げ手を使い始めます。
肘が戻っても、しばらくは無理をさせず、様子を見ましょう。
しばらくした後、子供が肘を自由に動かして遊ぶようなら、心配はいりません。
くり返し起こす子供の場合には、大人が肘内障の治し方を試みてもよいでしょう。
自信がなかったり、この治し方を試みた後にも子供が泣き続けるときには、
整形外科医を受診してください。
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つき指は、ボール遊びで指に激しくボールがぶつかるなどして起きる
手指の先端の関節の損傷で「指のねんざ」のようなもので
乳幼児や子供もなる病気です。
つき指を起こすと指先の関節が、腫れて痛くなります。
軽いつき指の場合の処置は冷やして、
1〜2週間包帯を巻いて安静にして動かさないようにしておけば治ります。
症状:指の痛み
対処法:つき指した指の腫れがひどい場合は
腱や靭帯が切れていたり、骨にひびが入っていたりすることもあります。
つき指をして指が曲がったり、動かなくなるときは、
患部を冷やして腫れを抑え、医師の診察を受けましょう。
治療は通常、指を伸ばした状態で固定します。
時には手術が必要になることもあります。
つき指をした時はよく「つき指をした指を引っ張れば治る」と言われていますが、
これはまったくの迷信です。
引っ張ることにより脱臼や神経損傷など余計悪化してしまうので絶対にやめましょう。
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内反足は生まれたときから
足の裏が内側を向いている病気で男の子の赤ちゃんに多くみられます。
妊娠中になんらかの原因で、
赤ちゃんの足が自由に動かすことができず、
不自然な形のままで硬くなってしまったものです。
内反足は適切な治療を行うことにより、
スポーツもできるようになるなど日常生活に不自由が無いほどになります。
症状:生まれつき足の裏が内側を向いている
対処法:内反足の原因はよくわかっていませんが、
大人がさわって動かして元に戻るのなら、一時的なもので心配はいりません。
かたくて動かないようなら、先天的内反足で、
ふつうは赤ちゃんが生まれた直後に見つかることが多く、
この場合は骨折したときのように、ギプスを巻いて足を固定し矯正を始めます。
内反足のギプスは、1週間に1回取り替え、生後3〜4ヶ月まで続けます。
それでも治らない時や変形が残った場合は手術をすることも考えます。
また小学生の間、足に装具をつけることもあります。
こうした装具は大人になれば取れて、スポーツもできるようになりますので、
長い期間の治療となりますが、根気よくつきあうことが大切となってきます。
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ねんざはころんだり、飛びおりたりして、
いわゆる「足首をねじった」「足をくじいた」などといわれる状態で
乳幼児や子供にもおきる症状です。
関節の動く範囲をこえて動かしたときに、起こります。
足の関節に起こるのが一般的ですが、手首の関節などでも起こります。
くじいたところが腫れて痛み、紫色に内出血することもあります。
症状:手首や足首の腫れ、痛み、内出血
対処法:ねんざをしたら、すぐに氷で冷やし、包帯を巻いて圧迫。
腫れやむくみを予防します。
軽いねんざなら冷湿布をして、
その上に弾力性包帯を1週間ほど巻いておけば十分です。
また患部を心臓より高くして安静にしていると、
うっ血を防ぎ、腫れやむくみをやわらげることができます。
乳幼児や子供の場合は念のため、受診しておくと安心できます。
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ばね指は、弾発指ともよばれ、
手の指におきる赤ちゃんにもみられる病気で腱鞘炎の一種です。
手の親指の第一関節が曲がったままで、
手の指を曲げたり伸ばしたりする際に抵抗があり
ばね仕掛けのように動く症状があり、曲げ伸ばしのときに痛みを感じることがあります。
ばね指は両手ともなる場合と、片手だけの場合とがあります。
親指の根元の腱が太くなっているため指がまっすぐに伸ばせなくなります。
腱が太くなる原因ははっきりしませんが、3〜4割は自然に治ってしまいます。
無理に伸ばそうとするとポキッと音がしますが、痛みはありません。
症状:手の指の曲げ伸ばしに抵抗を感じる
対処法:ばね指は赤ちゃんの手指が発達するにつれ
症状がはっきりしてくるので、母親が最初に気づくことが多いのです。
ほとんどの場合は自然に治ります。
赤ちゃんが1歳をすぎても治らない場合は、
親指に副木を当てて夜間だけ矯正をします。
これを2カ月くらい続ければ、ほとんど治ります。
もしもこれでばね指が治らなかったら、手術をすることもあります。
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O脚やX脚は乳幼児や子供では骨の自然な発達過程ではよくみられますが、
まれに骨の病気によってO脚やX脚が強く病的な変形がおこることもあります。
1〜3歳の歩きはじめた乳幼児や子供では、がに股でO脚が目立つことがあります。
足をそろえて立つと両膝の間が広くあいていて、
つま先が内側を向いているというのが特徴です。
2歳を過ぎるころから、徐々にひざが内側を向いたX脚のようになります。
このような症状は足の骨の自然な発達過程では
自然なことなので気にすることはありません。
大部分のO脚は放っておいても3歳までには改善しますが
2歳までの間にだんだんひどくなるO脚は、病院で診てもらいましょう。
対処法:子供の足の骨は6〜8歳くらいまでは、
いろいろな変化をしながら成長していくものです。
O脚やX脚は自然に改善することが多く小学生くらいになると
目立たなくなり気にならなくなることが多いので、
骨や関節に異常がなく症状の進行が急でなければ様子を見るのが良いでしょう。
病的なO脚やX脚の症状の判断は、
2歳を過ぎてから両足のくるぶしをつけて立たせてみたときに
大人の指2本分のすき間がひざの間にあること(O脚)や、
ひざをそろえて立たせてみたときに
大人の指3〜4本分のすき間がくるぶしの間にできる(X脚)ことが
O脚やX脚の症状の強さの目安となります。
自分で判断ができないときは医者に相談してみましょう。
病的なO脚やX脚かどうかは、X線検査で調べることができます。
変形があまりに強いときには装具つけて矯正をすればほとんど改善します。
また3歳を過ぎても改善がみられないときには、
手術による矯正をおこなう場合もあります。
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