あせもは、汗疹(かんしん)ともよばれ乳幼児や皮膚の弱い子供に多い病気です。
おでこ、頭、首の周り、わきの下、背中、手足のくびれによくできます。
発汗時に汗官が塞がれて
汗が皮膚の外に出ないことが原因で炎症を起こし小さな赤い発疹ができます。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は水疱ができかゆみはなく
治療しなくても2〜3日で完治します。
紅色汗疹(こうしょくかんしん)は湿疹を併発して赤くなりかゆみもでることが多く
外用薬で治療します。
症状:小さな赤い発疹、水疱、湿疹、かゆみ
対処法:汗が出現したら拭き取り、部屋では適度にエアコンを使い、
汗をかき過ぎないように工夫します。
服の素材は汗を吸収しやすいものにして、こまめに着替えることも大切です。
夏場ならシャワーを浴びて汗を洗い流してから、ベビーパウダーを付けて
肌をサラサラにすればあせもの予防効果も高まります。
▲このページの先頭へ↑
おむつかぶれは非アレルギー性接触皮膚炎でおむつにふれる部分に起きます。
原因はおむつ自体の刺激、布おむつに残っている洗剤、おしっこや便による刺激、
真菌(カビ)によるものなどさまざまで乳幼児に多い病気です。
症状:赤くただれる、かゆみ、痛み
対処法:日頃から皮膚の清潔を保ち、風通しをよくし、
乾燥を心がけルようにすることが大切です。
こまめにおむつを交換して赤くなっているようならお湯でぬらしたタオルで
やさしくていねいに拭いてあげましょう。
炎症がひどい場合には受診して処方された軟膏などを塗ってください。
便の中にはカンジダという真菌(カビ)がいるため、
おむつ交換をきちんとしないと、寄生し増殖します。
脇や股のシワの間に膿をもった小さなブツブツができ真っ赤になります。
おむつかぶれがなかなか治らない場合やおむつが当たっていない場所、
シワの中まで炎症を起こしているときは皮膚カンジダ症も考えられますので
医師にみてもらいましょう。
▲このページの先頭へ↑
小児ストロフルスは、蚊、ノミ、ダニなどの虫刺されが原因で起こる
皮膚の過敏反応で7〜8歳くらいまでの乳幼児と子供がよくなる病気です。
小児ストロフルスは虫刺され、急性痒疹とも呼ばれます。
虫に刺されたところが5〜10mmくらいの赤くやや盛り上がったかたいしこりが散在し、
強いかゆみがありますが、小児ストロフルスは、うつる心配はありません。
乳幼児や子供は、虫刺されに対する免疫がまだ不十分なため、
過敏に反応してストロフルスができるものと考えられています。
特に、アレルギー体質の乳幼児と子供に多く見られる病気ですが
小学校に行くころには、ほとんどあらわれなくなります。
症状:強いかゆみ、小さなしこり
対処法:虫に刺されないようにすることが第一ですが、
刺されたときは早めに処置することが大切です。
応急処置としては、氷などで冷やすと効果的です。
戸外で遊ぶときは長そで・長ズボンを着るようにし、
虫よけスプレーなどを使い予防しましょう。
皮膚科を受診すると、かゆみ止めの抗ヒスタミン剤や
ステロイド軟膏を処方してくれます。
肝心なことは、かゆみがとれたからと治療を中止しないことです。
皮膚科医がよいというまできちんと治療しないと、またすぐかゆくなり、
それをくり返していると慢性化します。
▲このページの先頭へ↑
とびひは「伝染性膿痂疹」のことで、初夏から夏にかけてみられます。
かゆみのある赤い水疱やかさぶたができる乳幼児や子供に多い皮膚の病気です。
あせもや湿疹、虫刺されのあと、
皮膚の浅い部分にブドウ球菌や溶連菌などの化膿菌がつき、
炎症を起こしてかゆみのある赤い水疱やかさぶたができる病気です。
水疱やかさぶたに触れれば、自分自身で細菌をばらまいてしまい、
全身に広がるだけでなく、他の子供にもうつしてしまいます。
感染力が強いので、早めに小児科や皮膚科を受診してください。
症状:かゆみのある水疱やかさぶた
対処法:抗生物質の内服薬と外用薬で簡単に治るので、早期治療が大切です。
ガーゼに殺菌効果の高い石けんをつけて、
かさぶたや水疱を取り除くように洗い、よく乾かしてから軟膏をぬります。
とびひの部分はおおわず、完全に治るまで根気よく治療を続けてください。
まれに黄色ブドウ球菌の持つ毒素が全身に回って、全身の皮膚が真っ赤になり、
やけどのように皮膚がはがれるなどの、はげしい症状が出る場合があります。
このときは入院治療が必要になります。
また、生後間もない乳幼児がとびひにかかると、
敗血症や肺炎などを併発する場合があるので、注意が必要です。
予防のためにも1日最低1回は、シャワーを浴びて皮膚を清潔にしましょう。
とびひを全身に広げないためには、水疱をかきこわさないようにすることや、
汚い手で湿疹や虫刺されをかきむしらないようにすることが大切です。
日ごろから、手洗いをよくして、つめを短く切りましょう。
そして完全に治るまではプールはがまんしましょう。
▲このページの先頭へ↑
乳児湿疹は、顔や体の一部など乳幼児に見られる湿疹の総称。
生後2〜3週間から6ヵ月頃に多く見られます。
乳幼児は新陳代謝が活発なため、湿疹ができやすいのです。
かゆみを伴い、秋から冬にかけて症状が出やすくなります。
カサカサするものも、ベタベタするものも、
ジュクジュクするものもすべて乳児湿疹とよびます。
このうち低月齢のころ、
脂分の分泌が多い場所に見られるものには、
乳児脂漏性湿疹といいます。
生後2〜3カ月ごろになると、乾燥による湿疹もふえてきます。
乳児湿疹が治りにくく、くり返し症状が出るときは、
「アトピー性皮膚炎」の可能性もあるので、
皮膚科の専門医や小児科で診察を受けましょう。
症状:乳幼児期の湿疹(カサカサ、ベタベタ、ジュクジュクなど)
対処法:皮膚の清潔を心がければ、軽いものは自然に治ってしまいます。
石鹸で洗うなど、清潔を保つことを心がけましょう。
よだれや汗、食べ物の汁などがつくと症状が悪化しますので、
口の周りは食後にお湯で洗って、やさしく拭くと良いでしょう。
乳児湿疹は、かきむしると、ただれてジクジクしたり、かたくなってテカテカしてきます。
また、小さな水疱やうみが混じったり、薄いかさぶたがついていることもあります。
湿疹が増えた、黄色い膿が出た、赤みやただれなど、
気になる症状がある場合は、小児科や皮膚科を受診しましょう。
▲このページの先頭へ↑
乳児脂漏性湿疹は生後6カ月くらいまでの乳幼児に、よく見られる症状です。
頭や額、まゆ毛、鼻の周り、あごなど皮脂の分泌が盛んな場所に起こります。
乳児脂漏性湿疹は皮膚が赤くなり、
その上に黄白色のフケ状のような、あるいは薄いかさぶた状になります。
ベタベタした感じですが、かゆみはありません。
症状:皮脂の分泌が盛んな場所にフケ状の付着物を伴う湿疹がでる
対処法:乳児脂漏性湿疹は赤ちゃんにはよくできるので、あまり心配ありません。
生後2カ月ごろまでの赤ちゃんは皮脂の分泌が活発なため、この湿疹がよくできます。
ほとんどの場合、6か月ごろまでには見られなくなります。
放置しておくと、菌が感染して炎症を起こすこともあるので、
おふろに入れ、ていねいに石けんでよく洗います。
洗ってもなかなかかさぶたが取れないときは、
ワセリンや薬用オリーブオイルなどをぬって、
やわらかくしてから石けんで洗うと取れやすくなります。
仕上げには軟膏をぬって、赤くなった赤ちゃんの肌を保護しましょう。
かさぶたが厚くなったら、皮膚科にみてもらいましょう。
▲このページの先頭へ↑
皮膚カンジダ症は真菌の一種であるカンジダの感染によっておこる
皮膚の病気で赤ちゃんや乳幼児にも多い病気です。
皮膚カンジダ症になると、おしりやわきの下、股などのが炎症を起こし、
皮膚が赤くただれ、膜状に皮膚がむけて、小さな膿をもってきます。
おむつかぶれとの違いは、赤い炎症の周りに、
膿をもった赤い小さなブツブツができていることと、
おむつが当たっていない、太もものシワの中にもできることです。
症状:おしりやわきの下、股のほか、おむつが当たっていない、
太もものシワの中にも膿をもった赤いブツブツができる。
対処法:皮膚カンジダ症のカンジダ菌はカビの一種です。
赤ちゃんのおしりは、おむつで蒸れやすく、
おしっこやうんちによる汚れもあるので、
カンジダ菌がつくと繁殖して炎症を起こしてしまいます。
おむつかぶれがなかなか治らないときや、
おむつかぶれと皮膚カンジダ症の区別がつきにくいときは、
小児科や皮膚科を受診しましょう。
治療は医師が処方する抗真菌剤の軟膏をぬれば、2週間ほどで治ります。
皮膚カンジダ症の予防のためには清潔にすることが大切です。
おむつ替えのときには、おしりを洗い、
タオルで拭いてよく乾燥させてから、おむつを当てるようにします。
また、おむつや下着をこまめに替えてあげることも効果的です。
▲このページの先頭へ↑
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスの感染することによって起こります。
水いぼは伝染性の強いいぼで10歳以下の乳幼児や子供が感染しやすい病気です。
水いぼは3〜4mmから、1cm大くらいまでの
やや赤みがある豆粒のような形をしていて、
その中心におへそのようなくぼみがみられます。
大きくなった水いぼは炎症を起こしてジクジクし、赤くただれることもあります。
身体のどこにでもできますが、皮膚がすれ合うやわらかい部分は、
いぼがつぶれて中のウイルスが広がり皮膚にうつっていきます。
水いぼは、いぼの中に入っている白いものにウイルスがたくさん詰まっていて、
ウイルスは本人だけでなく、
プールや入浴などでほかの乳幼児や子供の皮膚に付くと次々にうつっていきます。
症状:中心にくぼみのある赤みのあるいぼが全身にできる
対処法:水いぼは特別な治療をしなくても
ウイルスに対する免疫ができてくるので、
放っておいても何年か経つと自然に治る病気です。
ただ、その間も水いぼの数が増えたり大きくなったりして
かゆみを伴うようになってきます。
また、水いぼは他人にもうつりやすいことから、
保育園や幼稚園ではプールに入ることができません。
そのようなときは、早めに皮膚科を受診して取ってもらいましょう。
病院では痛み止めなどの薬を使ってもらい
水いぼをピンセットでつまんで取り消毒をします。
乳幼児や子供のためにも
水いぼが小さくて少ないうちの方が負担を少なくすることができます。
水いぼが治った後もプールやおふろなど、
肌がふれあう場所で感染しやすいので、気をつけましょう。
特にアトピー性皮膚炎の子供はうつりやすいので、注意が必要となります。
▲このページの先頭へ↑
虫刺されは、虫に刺された後に、まれに発熱、嘔吐、呼吸困難や
意識の薄れなどのショック症状が見られたり
赤いブツブツやはれが大きく広がったりと
強いアレルギー症状を起こすことがあるので乳幼児や子供は注意が必要です。
特に、赤ちゃんの肌はデリケートなので虫に刺されると症状が強く出てしまいます。
乳幼児や子供が蚊に刺されりと、かゆくてかきこわしてしまいがちです。
そうなると「とびひ」などの二次感染を引き起こすこともあるので、
きちんとした対処が必要となります。
対処法:虫刺されによりショック症状やアレルギー症状がみられたときは、
すぐに病院へ連れていきましょう。
蚊やブヨ、ダニに刺されてしまったら、
石けんでよく洗って、市販の虫刺されやかゆみ止めの薬をつけます。
赤くはれても、すぐにおさまるようなら大丈夫です。
アブやアリに刺されたときには、ステロイド軟膏をぬると効果的です。
また、刺されたところを冷やすと、かゆみや痛みなど症状をやわらげることができます。
ハチに刺されると、赤くはれて強く痛みます。
まずはハチの針をピンセットなどで取り除き、
傷口をすったりり、指でつまんだりしてハチの毒を出します。
傷口は石けんでよく洗ってから、ステロイド軟膏をぬります。
冷たいタオルなどで患部を冷やすとよいでしょう。
傷みやはれが強く、ショック症状があるときはすぐに病院で診てもらいましょう。
毛虫や毒蛾のりん粉に触れると、強いかゆみとともに、皮膚が赤くはれます。
流水で毒毛を洗い流したりテープなどを使って軽くたたくようにして毛を取り除きましょう。
その後はステロイド軟膏をつけます。
虫刺されの予防としては皮膚をかきこわさないように子供の爪は短く切り、
よく手を洗い、清潔にしておきましょう。
草むらなどの虫の多いところに行くときは、長そで・長ズボンを着せることも効果的です。
▲このページの先頭へ↑
薬疹は薬を飲んだり、注射をした後、
その薬剤が原因の副作用のひとつで乳幼児や子供も起きる症状です。
薬疹は体質に合わない薬剤や
異物を除去しようとするアレルギー反応のひとつで、
はしかや風疹に似たかゆみのある赤い発疹が全身に広がったり、
下痢などの症状があらわれます。
薬疹の症状は皮膚症状ばかりではなく、
全身(肝臓、腎臓、血液など)にも同じように障害が起こっている場合があります。
解熱鎮痛剤、抗けいれん剤、抗生物質などは
薬疹を引き起こしやすい薬となっています。
また、卵アレルギーの子供など
アレルギー体質の子供が、かぜ薬でよく使われる
塩化リゾチーム服用するとじんま疹などの薬疹が出やすくなります。
薬疹は今までは何も起こらなかった薬剤でも起こりこともあり、
必ずしもアレルギー反応によるものとも限りません。
また内服薬以外にも、注射薬、点滴、外用薬、食品などさまざまな原因が考えられます。
症状:かゆみのある赤い発疹や下痢など
対処法:薬疹は軽症ならその薬の使用を中止すれば消えますが、
はしかや風疹などの病気自体による可能性もあるため、
発疹が消えないときなどは、必ず小児科を受診しましょう。
薬疹と診断されたときは、再発防止のため
病院でどの薬で薬疹ができたかを検査して原因となった薬を知り、
替わりの薬を調べて次回からは薬疹の原因となった薬を避けてもらうようにしましょう。
また別の医師にかかるときには、
必ず薬の名前を伝えるようにして薬疹の再発を予防しましょう。
薬局で市販の薬を買う場合は薬剤師さんに相談してから買うようにしましょう。
乳幼児や子供のときに薬疹と診断されても、
成長すると薬疹が出なくなる場合もあるので、
何年か経ったら、もう1度検査を受けてみるとよいでしょう。
▲このページの先頭へ↑
スポンサードリンク
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
子育てハッピーアドバイス 小児科の巻
知っててよかった小児科の巻 病気の疑問から食事トイレの悩みまで疑問に答えます。 |
赤ちゃんと子どもの病気とホームケア0〜6才
大判で写真が多く先輩ママの病気体験談がためになる最新子どもの病気事典。
|
赤ちゃん・子ども病気百科最新版
症状、治療、ホームケアのコツが写真とイラストでわかりやすい!小児医療の最新情報。 |
すぐに引ける子どもの病気がわかる事典
原因・治療法がわかる。病院へ行くべきか、自宅で治すべきか、とっさの判断がこの1冊で。 |
最新0〜6歳赤ちゃんと子どもの病気事典
ママを応援する安心子育てシリーズ。ケース別気がかりQ&Aも充実しています。 |