嘔吐下痢症は、嘔吐および下痢を主症状とする病気の総称です。
多くはロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスといったウイルスによる感染症で
流行性があり乳幼児と子供がかかりやすい病気です。
ウイルス以外には細菌感染または細菌の産生する毒素が原因となることもあります。
症状:嘔吐、下痢、発熱、脱水症
対処法:嘔吐止め(主に座薬)を使用し嘔吐がやむまでは絶食し水分も与えません。
(無理に与えてもまた吐いてしまいます。)
嘔吐が止まったら
脱水症を防ぐために水分を少しずつ与え、
やわらかいものから食事を食べさせてください。
しかし、吐き続けたり、
下痢がひどくほとんど水分も十分に取れない場合には点滴をします。
ひどい場合は入院が必要となります。
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おたふくかぜは流行性耳下腺炎ともよばれ
ムンプスウイルスの感染によって発生するウイルス性の病気です。
2歳以上の乳幼児と子供への感染が一般的な病気です。
ワクチンの導入以降は減少傾向にあります。
症状:耳の下(耳下腺)が腫れる、発熱、頭痛、咽頭痛
対処法:おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の特別な治療法はありません。
発熱が高くなければそれほど心配のない病気です。
腫れている箇所を冷やすと症状が緩和される場合があります。
発熱があるときは脱水症に気をつけ水分を補給しっかりと補給しましょう。
安静にしていれば1週間ほどで症状はおさまってきます。
強い腹痛や嘔吐、頭痛があったときは
合併症を起こしている危険もあるので医者を受診しましょう。
任意接種となりますがワクチンの
予防接種は1歳をすぎれば受けることができます。
大人がかかると重症化しやすいので子供のころかかったことのない場合は
接種を受けておくと良いでしょう。
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クループ症候群(喉頭炎)はパラインフルエンザウイルスなどに感染して、
喉頭炎などで気道が狭くなって息が吸い込みにくく、
せきが出て、しわがれ声になった状態をいいます。
6ヶ月〜3歳の乳幼児に多くみられる病気で、5歳以上の子供は稀です。
かぜ(軽い上気道炎)で発熱や
のどの痛みを伴ったかぜのようなせきをしていた子供が、
夜間突然、犬の遠吠えのような甲高いせきをして、
ふとんの上に座ってゼーゼーとひどく苦しがることがあります。
このせきの変化が、クループ症候群の特徴です。
多くの場合、全身状態は比較的良好で、熱は正常か、あっても少し高いぐらいです。
朝方になると快方に向かい、日中は軽いしわがれ声と、せきだけで元気になります。
しかし、夜になると、再び同じ発作をくり返します。
症状:犬の遠吠えのような甲高いせきへ変化する
対処法:クループ症候群(喉頭炎)は夜間に症状が進むことが多い病気なので、
子供への十分な注意が必要です。
ひどい場合は首の下あたりや、胸がへこむような苦しそうな呼吸になります。
クループ症候群特有のせきが出たら、早めに医師の診察を受け、
悪化させないようにしましょう。
家庭ではかぜと同じ対処法でケアします。
水分を十分与え、加湿器などを使ってのどを楽にしてあげましょう。
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手足口病はウイルスの感染によって手のひら、足のうら、口の中に、
周囲が赤くて真ん中が白い、米粒大の水疱の発疹ができる
乳幼児や子供がかかりやすい病気です。
コクサッキーウイルス、エンテロウイルスといった、
いくつかのウイルスの感染が原因で春から初秋にかけて流行する病気です。
かかりやすい年齢は1〜6歳の子供で、
特に1歳をピークとした3歳以下の乳幼児で70〜80%を占めています。
水疱や発疹は3〜4日で乾燥し、1週間前後であとを残さずに消えてしまいます。
発熱は一般に少なく30〜50%の子供に38℃前後の発熱が1〜3日みられる程度です。
症状:手足口の水疱状の発疹、発熱
対処法:手足口病は発症しても元気で、痛みやかゆみはありません。
発熱も出ないことがあり、出ても微熱程度です。
手足口病は自然に治るのを待ち特別な治療はおこなわないのが一般的です。
そうは言っても、念のため発疹があらわれた時点で、小児科を受診しておくと安心です。
発熱があっても2〜3日で下がり水疱が破れて口内炎になっても1週間程度で治ります。
ただ、口の中にできた水疱は口内炎になり、食べ物がしみてかなり痛みます。
やわらかくて口当たりのよい食べ物を与えましょう。
また、脱水症状を起こさないように、水分補給を忘れないようにしてください。
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突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6というウイルス感染が原因の
生後5カ月から2歳までの乳幼児がかかる病気です。
急に熱が出て高熱3〜4日続き、熱が下がったとたんに
胸やおなか、背中を中心に赤い発疹が出ますが、かゆみはあまりありません。
乳幼児の90%が1歳までにかかり、2歳までで98%がかかります。
特に流行する季節はなく、一年中認められます。
感染経路や感染源は母親からの経口および飛沫感染とされています。
一度かかると再びかかることはほとんどありません。
また、2〜3歳までにかからなければ、そのあとにかかることはまずありません。
症状:急な発熱の後に胸やおなか、背中を中心に赤い発疹がでる
対処法:突発性発疹は、熱があるのに全身状態は比較的良好で、
食欲もありよく動き回り機嫌がよいのが特徴です。
発疹は、2〜3日で治まりますので、あまり心配のない病気です。
しかし熱が出た初期の段階では
突発性発疹と判断がつきにくいので高熱が出た時点で受診しましょう。
熱が下がったあと発疹がでて突発性発疹との診断がつけば、
特に治療をしなくても自然に治ってしまいます。
熱のあるときは、安静にして十分に水分を補給し、頭を冷やしてあげましょう。
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はしか(麻疹)は、
麻疹ウイルスに感染することによって起こる急性伝染病で、
乳幼児や子供がかかりやすい病気です。
一度かかると一生免疫ができるため、二度とかかることはありません。
一般的に、かかりやすいのは2〜6歳の時期で
はしかに感染すると、約10日で発病します。
はしかの麻疹ウイルスは伝染力が強く、いっしょに遊んだだけで感染します。
肺炎や脳炎、中耳炎なども起こしやすく、
乳幼児は比較的重症になりやすい病気なので注意が必要です。
はしかのワクチンが定期予防接種として行われるようになって、
はしかにかかる子供は減少しています。
はしか(麻疹)はかぜのような症状で始まり、食欲がなく機嫌が悪くなり、
同時にせき、くしゃみ、鼻水、頭痛、めやに、目の結膜充血などがみられ、
38℃前後の熱が出てきます。
乳幼児では、嘔吐や下痢をすることがあります。
2〜3日すると、口の中の両方の頬の内側粘膜に、
1mmぐらいの針で刺した点のような、ケシ粒大の白い斑点が現れてきます。
この斑点が“コプリック斑”と呼ばれ、はしかの決め手となる症状です。
症状:かぜのような症状(発熱・鼻水・せき)、コプリック斑(口の中に斑点が出る)
対処法:はしか(麻疹)の予防としていちばん有効なのは
予防接種ですので、
1歳をすぎたら予防接種を受けるのが一般的です。
保育園に通っている赤ちゃんは、
1歳を待たずに受け、1歳をすぎてから再度受け直します。
また、兄弟や一緒に遊んだ子供がはしかにかかっていた場合は、
麻疹ウイルスに感染している可能性が高いので、
発症する前に予防的にガンマグロブリンを注射することがあります。
ガンマグロブリンを感染後6日目ぐらいまでに接種すると、
発症を防いだり、かかっても軽くすませることができます。
しかし効果は1カ月程度しか続かないので、かからなくてすんだ場合でも、
免疫を作るためには、はしかの予防接種を受ける必要があります。
治療は中耳炎や肺炎を予防するため、抗生物質も用います。
全身状態が悪いときは入院することもあります。
発熱は、ふつう発疹が出てから4日ほどで下がります。
熱が下がらない場合は、肺炎や中耳炎、
さらには脳炎などを起こしているのかもしれません。
もう一度、小児科を受診しましょう。
また、熱が下がってからも、はしかをうつしてしまう可能性があるので、
3日間くらいは外出を避け、ほかの子供には近づかないようにしましょう。
家庭では、かぜと同じように対処します。
脱水状態にならないよう、水分を十分に与えましょう。
通常、発病後6〜8日で回復期に入り、
10日〜2週間くらいで、完全に治ることが多いです。
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反復性耳下腺炎は
耳の下の唾液腺の耳下腺がはれて痛がりますがおたふくかぜとは違います。
早いと乳幼児期から発症し、5〜10歳くらいの子供に多い病気です。
一般的な症状は、片方の耳下腺だけが腫れますが、
両側のこともあり、片方ずつ腫れることもあります。
1年間に1〜5回の耳下腺の腫れを繰り返し、
それが数週間から数年おきに繰り返し生じ、
思春期以降は自然に症状はおきなくなり、その時期に80〜90%が治ります。
発熱は出ないことがほとんどで、
腫れは2〜3日で消失するものもありますが、1ヶ月以上持続することもあります。
おたふくかぜとは違い、他の人にうつることはありませんが
はじめての場合、片方のみの耳下腺が腫れただけでは、
おたふくかぜと見分けがつかないため
学校などは休んで様子を見ることになります。
反復性耳下腺炎の原因として考えられているのは、
生まれつき耳下腺の構造上の問題があり、
耳下腺の中で作られた唾液がスムーズに出てこなかったり、
ウイルスが感染したり、アレルギーが関与している可能性などが考えられていますが、
はっきりわかっていません。
症状:耳の下が腫れる(片方のみのことが多い)、発熱はほとんど出ない、
腫れても痛みは少ない
対処法:反復性耳下腺炎の特別な治療法はなく、おたふくかぜの時と同様に、
酸っぱい食べ物を避けて、痛みが強い場合には痛み止めを使います。
生活は普段どおりでよく、入浴しても大丈夫です。
細菌が感染した、いわゆる化膿性耳下腺炎の可能性がある場合には、
抗生剤を服用します。
何度も繰り返す場合は耳鼻科専門医に相談するとよいでしょう。
反復性耳下腺炎の予防のために、効果のほどは定かではありませんが、
口の中を清潔に保ち虫歯があれば治療をして、
ガムや酸味のものを多くとり唾液の分泌を促しましょう。
また耳下腺マッサージも効果が期待されます。
耳鼻科では ,耳下腺造影や耳下腺洗浄が行われることもあります。
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百日ぜきは百日ぜき菌によって起こり、せきをおもな症状とする病気です。
伝染力が強く、初夏から秋にかけて流行します。
現在は生後3カ月から受けられる
3種混合ワクチン(百日ぜき、ジフテリア、破傷風)の
予防接種の普及できわめて少なくなりました。
かかりやすい年齢は
0〜3歳くらいまでの赤ちゃんや乳幼児で、
せきやくしゃみによる飛沫感染で感染します。
この病気は、母親から免疫を受け継ぎにくいので、
生まれたばかりの赤ちゃんでもかかります。
特に、生後6カ月以下の赤ちゃんが感染すると、症状が重くなり、
肺炎などの合併症を起こすと命にかかわることがある病気です。
一度かかると一生免疫ができるため、二度とかかることはありません。
症状:鼻水、くしゃみ、せき、微熱など、かぜと同じ症状です。
対処法:発熱は、ないことが多く、あっても微熱なのがひとつの特徴です。
この時点では医師でも、百日ぜきとはなかなかわかりません。
初めはかぜのような症状が一週間くらい続き、
しだいに激しくコンコンコンコンとせき込むようになり、
息を深く吸い込むと、ヒューという笛のような音(レプリーゼ)がします。
せきは特に夜間に激しくなり、
爆発的なせきが連続して起こるため、息を吸うことができず苦しみます。
赤ちゃんや乳幼児では、
せきの後に呼吸が止まったりすることがあるので、
入院して人工呼吸が必要です。
百日ぜきの免疫は、
母親から受け継いでいないので、赤ちゃんでもかかる病気です。
1歳未満の赤ちゃんは重症化しやすいので、早めに受診したほうがよいでしょう。
百日ぜきの治療には、抗生物質を服用します。
薬を飲んでも、すぐにせきは治まりませんが
2週間くらい経過すると、せきは徐々に軽くなっていきます。
しかしその後も百日ぜきの名前のように、数ヶ月間はせきが残ります。
百日ぜきの予防には3種混合ワクチン(百日ぜき、ジフテリア、破傷風)が効果的です。
通常、
予防接種は6ヶ月を過ぎてから受けますが、
6カ月くらいまでの赤ちゃんの百日ぜきがいちばん怖い時期ですので、
生後3カ月をすぎた時点で医師と相談して早めに受けることもできます。
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風疹は風疹ウイルスが原因で起こる感染症で、
「三日はしか」ともよばれている病気です。
風疹は1〜9歳までの乳幼児や子供がかかりやすい病気です。
風疹は感染しても20〜40%の人は
発病しない不顕性感染で終わってしまいますが、
風疹に感染すれば免疫は一生得られます。
風疹は発熱と同時にはしかによく似た赤い小さな発疹が、
首から始まって1〜2日のうちに全身に広がります。
先に出たところから順に消えていくため、手足の先に発疹が出るころには、
すでに顔や首の部分の発疹は消え始め、3日前後できれいに消えてしまいます。
発疹が消えかかるころに、かゆみを感じます。
ときには微熱のほか頭痛やせき、のどの痛みが出ることもあります。
乳幼児や子供によっては、風疹にかかったことに気がつかず
熱も発疹もほとんど出ず症状のないまま終わることもあります。
乳幼児や子供にとっては軽い病気ですが、
妊婦が感染するとは胎児に影響が出るので、注意が必要な病気です。
大人の女性でも風疹にかかったことのない場合は、
妊娠の可能性のない時期に
予防接種を受けておくほうがよいでしょう。
また保育園、幼稚園、学校は発疹が消えるまでお休みとなります。
症状:はしかに似た赤い小さな発疹が全身に広がる
対処法:風疹ウイルスが原因で、特効薬というものはありません。
風疹は、合併症を伴わなければ、比較的症状も軽く、治りもよいので
安静にして1週間くらいは無理をさせないようにしましょう。
薬は、症状をやわらげるものが主体になります。
リンパ節の腫れは、痛みが強かったり、
腫れがどんどん大きくなったりしない限り心配ありません。
子供の
予防接種は1歳から受けることができます。
また、これから妊娠する可能性がある女性は、
風疹の抗体検査をおこなって、免疫がないときには予防接種を受けておきましょう。
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プール熱(咽頭結膜熱)はアデノウイルスの感染で起こる
乳幼児や子供がかかりやすい病気です。
咽頭結膜熱はのどの咽頭炎、目の結膜炎を起こし、発熱を伴い、
プールの水を媒介として感染し夏から秋にかけて
流行しやすいことから「プール熱」と言われています。
アデノウイルスは感染力が非常に強く、
口、鼻、喉、目の結膜から体内に入り感染します。
保育園、幼稚園、学校等のプールで乳幼児や子供が
アデノウイルスに感染することが多い病気ですが、
感染者のくしゃみなどが原因の飛沫感染や、
便や目からの感染も多くみられ集団発生することがよくあります。
のどがはれて痛み出すと同時に結膜炎を起こし、
白目やまぶたの裏側が赤くなり、目やにが出ることもあります。
5〜7日の潜伏期間の後、
目がショボショボしたり、まぶしかったりする症状と前後して、
急に39度くらいの高熱が4〜5日間続きます。
咽頭炎は、のどが少し腫れているものから、扁桃が腫れてくるものまであります。
結膜炎は、
白目の部分とまぶたの裏側が真っ赤になり目やにや涙で目がゴロゴロします。
症状:のどの痛み、目の充血、高熱
対処法:プール熱(咽頭結膜熱)の原因である
アデノウイルスに直接効く薬はないので対症療法が中心となります。
発熱に対しては熱を下げる、喉の痛みに対しては粘膜保護をする、
結膜炎で目が真っ赤になっていたら目薬をさすなどの処置をおこないます。
プール熱(咽頭結膜熱)まず小児科を受診し、
眼科も受診したほうがいい場合は紹介してもらいましょう。
発熱は3〜4日続きますが、その間は脱水症状に気をつけながら、
かぜのときと同じ対処をしていれば1週間ほどで治ります。
アデノウイルスは目やにや唾液、便から感染するため、
タオルや洗面器は別のものを使うようにして、洗濯ものも家族と別々にしましょう。
症状が消えたあとも2週間ほどは便や唾液の中に
アデノウイルスがいるのでプールは休ませるようにします。
また、おむつがえのあとには石鹸でよく手を洗い感染の防止に努めることが大切です。
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ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスやエコーウイルスといった
ウイルスが原因で起こる夏の間から秋口にかけてはやる夏かぜの一種です。
急な発熱とのどの痛みが特徴で乳幼児や子供がかかりやすい病気です。
ヘルパンギーナは突然39〜40度の高熱が出てのどの奥に、
赤い粘膜疹や白い水疱ができます。
水疱はやがて破れて小さな潰瘍となりのどの痛みを訴えます。
7〜8月を中心とした6〜10月の間によく起こり
潜伏期間は2〜7日で、おもに飛沫感染でうつります。
ヘルパンギーナにかかりやすい年齢は4歳以下の子供で、
もっとも多いのは1歳の乳幼児です。
症状:発熱、のどの奥の水疱、のどの痛み、嘔吐、頭痛
対処法:ヘルパンギーナは、
高熱とのどの痛み以外は症状が軽く、あまり心配することはありません。
ウイルスが原因なので、病気そのものを治す薬はありません。
ヘルパンギーナは特別な治療をしなくても熱は1〜4日で下がり、
7日以内に多くは完治します。食事は、やわらかい、のどごしのよいものにします。
おかゆやうどん、豆腐、アイスクリーム、ゼリーなどがおすすめです。
しかし最初の数日間は食事ができないくらいのどが痛む場合があります。
この時期には水分の補給を第一に考え、
子供向けのイオン飲料や麦茶、白湯などをこまめに与えましょう。
水分も取れない状態のときは病院で点滴による水分補給をおこないます。
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ヘルペス性口内炎は単純ヘルペスに初めて乳幼児が感染したときに発病します。
ヘルペスというウイルスが原因でおこる病気で、38〜40度の高熱が数日続き、
口の中に小さな水ぶくれがたくさんできたり、歯ぐきが赤く腫れてきます。
非常に痛いため、水分もとれず脱水症になることもあります。
ヘルペス性口内炎は1〜4歳の乳幼児や子供がかかりやすい病気ですが、
すべての乳幼児が高熱が出て口内炎がひどくなるわけではなく、
軽くすんでほとんど気がつかないこともあります。
症状:高熱、不機嫌、口内炎の痛み、よだれが多くなる、歯茎の腫れ
対処法:ヘルペス性口内炎になった場合、
高熱に対しては熱さまし、口内炎には痛みをおさえる薬を使いますが、
なかなかうまくいかないことも少なくありません。
ただ、脱水症にさえ気をつければこわい病気ではありません。
熱が高くなければ入浴してかまいません。
現在では、ウイルスそのものに効くので飲み薬もあり、早く治すことができます。
家では湯冷まし、子供用のイオン飲料などで水分補給をしますが
痛みがひどく水分が十分とれないときは注意が必要です。
脱水症の程度によっては入院が必要なことがあります。
口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき、高い熱が3日以上続くとき、
元気がなく、ぐったりしているときなどは再度、受診する必要があります。
ヘルペス性口内炎は1週間以内に完治しますが、
ウイルスはその人の一生涯を通じて体内に棲み続け、
成人になっても体力(免疫力)が低下したときには、
ウイルスが再び目覚めたように活発に増殖します。
無症状の場合も多く感染源が不明のまま免疫のない乳幼児に初感染をおこします。
母親の口唇にヘルペス潰瘍があれば、
頬ずりや口移しに食物を与えないようにしましょう。
乳幼児が母親から感染すると、脳炎をおこして致死的となることがあります。
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水ぼうそうは水痘ともよばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって、
全身に水疱(水ぶくれ)が出現し、冬から春にかけて多く発生する病気です。
水ぼうそう(水痘)は、ほとんどの子供が9歳までにかかり、
いちばんかかりやすい年齢は1〜4歳の乳幼児と子供です。
水ぼうそう(水痘)ははしか同様、
伝染力が強い病気で、患者の水疱から直接うつります。
そのため兄弟など家族内ではほとんどが感染してしまいます。
また幼稚園や保育所などでの集団感染も一般的に多くみられます。
感染するとほとんどが発病し、一度かかれば二度とかからない終生免疫が得られます。
水ぼうそう(水痘)は
2〜3mmの赤く少し盛り上がった発疹が
発熱(発熱がない場合もあります)とともに現れ、
半日ぐらいでかゆみの強い水疱(水ぶくれ)となります。
水疱の周囲の皮膚は少し赤く、3日ぐらいたつとかさぶたになってきます。
発疹が、数日の間に、胸・腹部を中心に次々に出て
丘疹や水疱、かさぶたが混在してみられる症状も水ぼうそう(水痘)の特徴です。
症状:全身に直径2〜3mm程度の強いかゆみのある発疹がでる。
発疹は水ぶくれ→膿疱→かさぶたへと変化する
対処法:水ぼうそう(水痘)は、早期発見と早期治療が大切となってきます。
高熱が続いたり、嘔吐、機嫌が悪くてぐずりっぱなしなどの症状が見られたら、
すぐ小児科を受診しましょう。
病院では、かゆみを抑えたり、
二次感染を防ぐぬり薬や飲み薬が処方されますが、
ひどい場合には水痘ウイルスに直接きく、抗ウイルス剤が処方されます。
水ぼうそう自体はそれほどこわい病気ではありませんが、
血液や腎臓の病気で副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤を使っている
乳幼児や子供が感染すると、重症化してしまうことがありますので
受診した際には医師にそのことを伝えましょう。
感染から症状が出るまでの潜伏期間は約2週間くらいです。
発疹の出る1〜2日前から発疹がかさぶたになるまでの間が
うつりやすい時期となります。
また、幼稚園や保育所などの集団生活に戻るときは医師の登園許可が必要となります。
1歳をすぎれば、任意接種となりますが
水ぼうそう(水痘)の
予防接種を受けることができます。
水痘ワクチンは毒素を弱めたワクチンなので、
接種を受けた子供でもまれに感染することがありますが、
予防接種を受けておけば、
ほとんどの子供がかからないか、かかっても症状が軽くすみます。
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溶連菌感染症は、A群溶血性連鎖球菌という
細菌の感染によって起こる病気の総称です。
秋から初夏にかけて多くみられ、くしゃみや唾液でうつります。
一般的に赤ちゃんが感染することは比較的少なく、
2〜14歳の幼児や子供がかかりやすく、
特に5〜9歳にかかる子供が約半数を占めています。
溶連菌は上気道から侵入し増殖して炎症を起こし、
急性咽頭炎や急性扁桃炎として発病し「のどかぜ」の症状がみられます。
突然39度前後の高熱が出て首のリンパ節が腫れ、のどが痛み赤く炎症を起こします。
のどの痛みは強く、嘔吐、頭痛、腹痛のほか、
首のリンパ節がはれたり、中耳炎や筋肉痛や関節痛がでることもあります。
溶連菌感染症はせきや鼻水、目の充血などはあまりみられません。
その後、かゆみをともなう赤く小さな発疹が全身にたくさん広がります。
発病直後は舌に白いコケがついたようになり、
3〜4日すると舌が赤いブツブツでおおわれた「いちご舌」になることが、
溶連菌感染症の特徴的な症状です。
症状:高熱、のどの痛みではじまる。全身に赤い発疹が出る、いちご舌がみられる
対処法:溶連菌感染症は幼児や子供に多く、
3歳以下の場合、感染しても症状がはっきり出ないことが多く、
ウイルスによる咽頭炎や扁桃炎とも見分けにくいです。
この病気の原因はウイルスではなく
細菌によるものなので自然に治ることはありませんので、
2日以上のどが痛んだりとき高熱や発疹が出たりしたときは、
必ず小児科を受診するようにしてください。
溶連菌感染症の治療には、抗生物質が使われます。
1〜2日で熱が下がり、のどの痛みもとれて症状も良くなってきますが、
溶連菌が完全に消えたわけではありません。
しばらくして、
急性腎炎や、リウマチ熱、アレルギー性紫斑病などの合併症を起こすこともあります。
そのため溶連菌感染症の治療の場合は
処方された抗生物質の量や回数を守って服用することが大切となってきます。
抗生物質は途中で飲むのをやめたりせずに、
医師の指示に従い最後まできちんと飲みましょう。
家庭では、脱水症状を防ぐために、こまめに水分を与えましょう。
のどが痛むときには刺激を与えない、消化のいい食事を用意しましょう。
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りんご病は正式には伝染性紅斑のことで
パルボウイルスB-19の感染によって起こります。
りんご病(伝染性紅斑)は冬から春にかけて流行し、
2歳以下の赤ちゃんがかかることはなく
幼稚園から小学校の低学年くらいの幼児や子供がかかりやすい病気で
両頬がりんごのように真っ赤になる症状がでます。
潜伏期間は17〜18日で飛沫感染でうつります。
りんご病(伝染性紅斑)の主な症状は発疹で両方の頬に紅斑がみられ、
りんごのような鮮やかな赤色になり、ほてりやかゆみを伴います。
1〜2日たつと腕の外側や太ももの前面にも、
レース模様や網目模様をした、やや隆起した発疹が広がります。
熱は出ても微熱程度で発疹も1〜2週間で自然に薄くなります。
場合によっては、摩擦や入浴などの刺激が加わると、
一度消えた発疹が再び出てくる場合もあります。
幼児や子供にとってはそれほど心配な病気ではありませんが、
一度は受診して医師にみてもらいましょう。
妊婦がりんご病(伝染性紅斑)に感染すると、
流産や死産、胎児貧血を起こす危険性があります。
症状:両頬が赤くなる、腕や太ももにはレース模様の発疹がでる
対処法:りんご病(伝染性紅斑)の原因となる
パルボウイルスB-19の感染力があるのは、発疹が出る前1週間くらいの間です。
発症した時点で、すでに人にはうつりません。
皮膚症状だけですので、幼稚園や学校を休む必要はありません。
特別な治療は必要ない病気なので、普段通りに生活しても大丈夫です。
ただ、入浴したり日光に当たると、かゆみが強くなることがあるので、
発疹が出ているときは、直射日光と入浴は避けたほうがいいでしょう。
妊婦は、りんご病(伝染性紅斑)の原因であるパルボウイルスB-19に注意が必要です。
妊婦が感染すると、胎児が胎児水腫という重い貧血になったり、
妊娠初期なら、流産する危険性もありますので、
りんご病(伝染性紅斑)が流行っているときは、注意しましょう。
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RSウイルス感染症は、毎年12月ごろをピークにして
11月から3月ごろまで流行します。
感染力が非常に高く、飛沫と接触感染の両方で感染し、
発症前にも、周囲の人を感染させます。
また子供は症状が消えてからも1〜3週間程度は感染力があり、
保育所などの施設内で流行しやすい
感染症です。
RSウイルス感染症は、一般的に余り聞き覚えのないウイルスですが、
専門家の間では
「重症化しやすく死に至ることもあるのに、一般の認知度が低い感染症。」として
知られています。
RSウイルスは、赤ちゃんや乳幼児など、小さい子供ほど重症化しやすい
呼吸器の感染症で、1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の子供が感染します。
特に赤ちゃんや乳幼児では注意が必要な感染症で、
細気管支炎、
肺炎などを起こして重症となりやすいです。
また乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因の一つとも考えられています。
RSウイルスは母親からの抗体では、感染を完全に防げないため何回も感染します。
しかし、繰り返し感染することにより徐々に抵抗力がついて、症状も軽くなっていきます。
ほとんどの子供は3歳までに抗体を得ることができ、
感染しても軽い風邪程度の症状ですみます。
RSウイルス感染予防のためのRSウイルスワクチンの開発は
現在も続いていますが、いまだに研究中となっています。
症状:2〜5日程度の潜伏期間のあと、鼻水、せき、発熱などの症状が現れます。
通常1〜2週間程度で症状はよくなりますが、
はじめて感染した赤ちゃんや乳幼児の約3割程度は炎症が広がり
気管支炎や細気管支炎の発症がみられます。
対処法:RSウイルス感染症のワクチンは、まだ開発中で実用化はされていません。
特効薬や特定の治療法がないため、
抗ウイルス薬や症状をやわらげる対症療法が病院ではおこなわれます。
発熱には解熱薬、呼吸器症状には鎮咳去痰薬や気管支拡張薬などを使います。
軽症の場合は、水分をしっかりとり睡眠・栄養・保温を心がけ安静にして経過をみます。
また、RSウイルスのワクチン(予防接種)ではありませんが、
早産で産まれた赤ちゃんや乳幼児、
特定の病気の治療を受けた2歳以下の子供に対して、
RSウイルス感染による重篤な疾患の発症抑制のために、
日本では2002年から抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体の
パリビズマブという注射薬(シナジス)が承認されて、用いられることがあります。
予防法:ウイルス飛沫を吸い込んだり、眼・のど・鼻の粘膜にウイルスが付着して
感染するので「手洗い」「うがい」が効果的です。
赤ちゃんの場合はウイルスが付着したおもちゃを
しゃぶることなどによって感染することもあります。
赤ちゃんが手に取りそうなものをアルコールで拭いて消毒しましょう。
また、大人が風邪をひいたときはマスクをつけて
せきや鼻水を飛ばして子供にうつさないように心がけましょう
赤ちゃんのためにも流行の季節は、
人の多く集まる場所へ出かける際には感染防止の配慮が必要です。
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